平成22年秋期試験問題 午前Ⅱ 問25

請負契約でシステム開発を委託している案件について,委託元のシステム監査人の指摘事項に該当するものはどれか。

  • 委託した開発案件の品質を委託元の管理者が定期的にモニタリングしている。
  • 委託元の管理者が委託先の開発担当者を指揮命令している。
  • 契約書に機密保持のための必要事項が盛り込まれている。
  • 特定の委託先との契約が長期化しているので,その妥当性を確認している。
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分野 :マネジメント系
中分類:システム監査
小分類:システム監査
解説
請負契約は、請負人がある仕事を完成することを約束し、発注者がその仕事の結果に対してその報酬を支払うことを内容とする労務供給契約の一種で、請負元が自社の社員に対して、請負事業の指揮命令をすることになります。
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上図のように請負契約では、委託先企業が委託先企業の従業員に対して指揮命令を行う契約です。選択肢のうち「委託元の管理者が委託先の開発担当者を指揮命令している」は、この指揮命令関係を守っていない「偽装請負」に該当するので監査時の指摘事項となります。

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