平成23年秋期試験問題 午前Ⅰ 問6

MTBFがx時間, MTTRがy時間のシステムがある。使用条件が変わったので,MTBF,MTTRがともに従来の1.5倍になった。新しい使用条件での稼働率はどうなるか。

  • x,yの値によって変化するが,従来の稼働率よりは大きい値になる。
  • 従来の稼働率と同じ値である。
  • 従来の稼働率の1.5倍になる。
  • 従来の稼働率の2/3倍になる。
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分野 :テクノロジ系
中分類:システム構成要素
小分類:システムの評価指標
解説
問題文中のMTBF(Mean Time Between Failures)は平均故障間隔、MTTR(Mean Time To Repair)は平均修復時間です。稼働率、MTBF、MTTRの間には以下の関係があります。

 稼働率=MTBF/(MTBF+MTTR)

この式を使って、MTBFとMTTRがともに1.5倍になった場合の稼働率を考えると、

 1.5MTBF/(1.5MTBF+1.5MTTR)
=1.5MTBF/(1.5(MTBF+MTTR))
=MTBF/(MTBF+MTTR)

と式を変形できるので、稼働率は従来のシステムと同じになることがわかります。したがって正解は「イ」です。

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