平成23年特別試験問題 午前Ⅱ 問22
問22解説へ
操作に不慣れな人も利用するシステムでは,間違ったデータが入力されることが想定される。誤入力が発生しても,プログラムやシステムを異常終了させずに,エラーメッセージを表示して次の操作を促すような設計を何というか。
- フールプルーフ
- フェールセーフ
- フェールソフト
- フォールトトレランス
正解 ア問題へ
分野 :テクノロジ系
中分類:システム開発技術
小分類:システム方式設計
中分類:システム開発技術
小分類:システム方式設計
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解説
- 正しい。フールプルーフは、不特定多数の人が操作するシステムに、入力データのチェックやエラーメッセージの表示などの機能を加えることで、人為的ミスによるシステムの誤動作を防ぐように設計する考え方です。
- フェールセーフは、システムの不具合や故障が発生したときでも、障害の影響範囲を最小限にとどめ、常に安全を最優先にして制御を行う考え方です。
- フェールソフトは、システムに障害が発生した時に、多少の性能の低下を許容し、システム全体の運転継続に必要な機能を維持させようとする考え方です。
- フォールトトレランスは、構成機器の二重化などによって、システムの一部に障害が発生しても全体としては停止することなく稼働を続け、その間に復旧を図るようにシステムを設計する方針です。
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