平成24年秋期試験問題 午前Ⅱ 問22
問22解説へ
オブジェクト指向における情報隠蔽に関する記述として,適切なものはどれか。
- オブジェクトの特性(属性,関連,操作)をまとめて抽象化する。
- オブジェクトは,メッセージによってだけアクセス可能となる。
- 親クラスに定義されたメソッドを,実行時に子クラスに引き継ぐ。
- 同一メッセージでも,実行時の受信クラスに基づいて適用されるメソッドが決まる。
正解 イ問題へ
分野 :テクノロジ系
中分類:システム開発技術
小分類:ソフトウェア方式設計・詳細設計
中分類:システム開発技術
小分類:ソフトウェア方式設計・詳細設計
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解説
情報隠蔽(じょうほういんぺい)は、オブジェクト指向を構成する概念の一つで、オブジェクトの内部をブラックボックス化し、外部から直接参照できないようにすることです。
オブジェクトが持っている固有データ(プロパティ)の取得・変更を、オブジェクトが公開するインタフェース(アクセサメソッド)を使ったメッセージによってのみ可能にすることで、オブジェクト内部を保護したり、オブジェクト内部の変更の影響を局所的に抑えられるメリットがあります。
オブジェクトが持っている固有データ(プロパティ)の取得・変更を、オブジェクトが公開するインタフェース(アクセサメソッド)を使ったメッセージによってのみ可能にすることで、オブジェクト内部を保護したり、オブジェクト内部の変更の影響を局所的に抑えられるメリットがあります。
- クラスに関する記述です。
- 正しい。情報隠蔽に関する記述です。
- インヘリタンス(継承)に関する記述です。
- ポリモルフィズム(多態性,多様性)の説明です。
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