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GRANT文は、特定のユーザーに表などのデータベースオブジェクトに対する権限を付与するSQL文です。
設問のGRANT文は、「ユーザー"8823"に対して、ビュー"東京取引先"に対するSELECT権限(参照・検索権限)を与える」という意味になります。ビュー"東京取引先"は、実表"取引先"から所在地の値が東京である行を抽出したものなので、ユーザー"8823"はビュー"東京取引先"を参照することで、所在地が東京の行を参照できるようになります。

したがって「エ」が正解です。

• 8823は行数ではなく、権限の付与対象となるユーザー名を表しています。また一般に1つの表・ビューに含まれるレコード数を制限するような機能はDBMSにはありません。
• ビューの作成者(所有者)になるには、作成するビューの基となる全ての実表またはビューに対する行の選択、挿入、更新または削除の権限が必要です。ビューの作成者には、元の表に対してそのビューの作成者が持っているすべての権限が自動的に付与されます。したがってビューの作成者はSELECT権限を持ちます。
• 実表が削除された場合、それを参照しているビューも強制的に削除されます。実表やビューが削除されると同時にその資源に対する権限も削除されます。
• 正しい。