R4春 午後1-問3-設問3の別解について

ヤドンさん  
(No.1)
R4春 午後1-問3-設問3の回答について、公式回答ではそれぞれ
(1)スマートフォンを盗まれた場合
(2)起動時にPINコードで認証
とのことですが、

より具体的に、不正に決済に使われる場面を想定して
(1)「登録者になりすまして決済を行う場合。」
(2)「決済前に顔認証を行い、登録時の顔写真と照合する機能。」
としたのですが、これだと不正解でしょうか?
(問われ方がやや抽象的であったため、回答に困ったのですが、この問題は幅広い回答を許容するタイプの問題なのでしょうか?)
2024.08.24 01:30
pixさん 
SC ダイヤモンドマイスター
(No.2)
残念ながらスレ主様の解答では、丸はもらえないと判断します。

IPAの記述式解答で重要な点が2点あります。
それは『質問復元』と『間接的(推移的)な解答の禁止』です。

『質問復元』とは、解答を見ただけで、元の質問の内容がイメージできるかと
いうことです。
言い換えれば、質問と解答に直接性があるかどうかということです。
『間接的(推移的)な解答の禁止』とは、原因と結果が直結してない解答を
してはいけないということです。

設問は「スマートフォンの画面ロックを設定していないと、どのような場合に
不正操作が行われるか。」でした。
IPAの正答:スマートフォンを盗まれた場合
スレ主様の解答:登録者になりすまして決済を行う場合。

■質問復元の観点から
IPAの正答は、「スマートフォンを盗まれた場合」という解答から
もとの設問がスマートフォンについて問うていることをイメージできます。
しかし、スレ主様の解答では、もとの設問がスマートフォンでなくて、
多くの事象に当てはまってしまっています。
これは質問復元の観点から外れてしまっています。

■間接的(推移的)な解答の禁止の観点から
IPAの正答と設問を文章でつなげると、
「スマートフォンを盗まれた【ので】、不正操作が行われた。」
というように【ので】で2つの文章がぴったり結びつきます。
これは原因と結果が直結しているという直接的な解答です。

しかし、スレ主様の解答と設問を文章でつなげるとなると、
「登録者になりすまして決済が行われた。その理由は、
スマートフォンを盗まれた【ので】、不正操作が行われたから」
というように、3つの文章が不自然に繋がっています。
これでは原因と結果が直結しておらず、間接的というよりも
強引的といった感じがいなめません。

IPAの午後問題はよく国語の問題と揶揄されますが、これは事実です。
IPAは国家試験を提供している手前、日本語に非常に神経質です。
午後問題を解き始めた段階でよくあるミスが、解答を埋めただけで
満足してしまうということがあります。これは非常に危険です。
本番でも解答をすべて埋めたから合格できたと思っていたが、実際の点数が
40点台だったという事例もあります。

したがって、午後の解答は国語的に
『質問復元』と『間接的(推移的)な解答の禁止』
に注意して、客観的に解答を判断するように訓練してください。
2024.08.24 02:20

返信投稿用フォーム

※SQL文は全角文字で記載してください。
※宣伝や迷惑行為を防止するため当サイトとIPAサイト以外のURLを含む記事の投稿は禁止されています。

投稿記事削除用フォーム

投稿番号:
パスワード:

その他のスレッド


Pagetop