平成29年秋期試験問題 午前Ⅰ 問7

入力G=0のときはX=A,Y=Bを出力し,G=1のときはX=A,Y=Bを出力する回路はどれか。

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分野 :テクノロジ系
中分類:ハードウェア
小分類:ハードウェア
解説
回路図中の素子記号の意味は以下の通りです。
論理回路図の問題では、入力値に仮の値を割り当てて出力を確認していく解き方が確実です。ここではA=1,B=0,G=0における出力で検証します。
  • X=A and G=1 and 0=0
    Y=B and G=0 nand 0=1
    ⇒G=0のとき X≠A,Y≠B になるので誤りです。
  • X=A or G=1 or 0=1
    Y=B or G=0 or 0=0
    ⇒G=0のとき X=A,Y=B になるので設問の条件を満たします
  • X=A xor G=1 xor 0=1
    Y=B xor G=0 xor 0=0
    ⇒G=0のとき X=A,Y=B になるので設問の条件を満たします
  • X=A and G=1 and 0=0
    Y=B and G=0 and 1=0
    ⇒G=0のとき X≠A になるので誤りです。
この時点で「ア」と「エ」は除外できます。残った「イ」と「ウ」についてG=1の場合の出力を考えます。
  • 「イ」
    X=A or G=1 or 1=1
    Y=B or G=0 or 1=1
    ⇒G=1のとき X=A になるので誤りです。
  • 「ウ」
    X=A xor G=1 xor 1=0
    Y=B xor G=0 xor 1=1
    ⇒G=1のとき X=A,Y=B になるので設問の条件を満たします
以上の結果から消去法で「ウ」の論理回路が適切と判断できます。

もう1つの解法として設問の条件から真理値表を作り、それをもとに適切な回路図を導く方法があります。
この真理値表は、XOR演算の真理値表と一致するため「ウ」が適切とわかります。

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