情報処理安全確保支援士(情報セキュリティスペシャリスト) 試験情報＆徹底解説

試験勉強用も兼ねてこのwebサイトでもおすすめされている『秘密の国のアリス』を読もうかと検討しているのですが、この本の内容では情報セキュリティスペシャリスト試験の何割ほどの範囲をカバーできるのでしょうか？
また、読まれた方は何時間ほどで読了されていますか？

当方，その本を読んでなく，アマゾンでの「なか見！検索」で目次とかを見ただけなのですが，
www.amazon.co.jp/dp/4797382228
SC の試験の 2-3割ほど をカバーしているのではないか，と思います．

カバーしていないこととして，例えば，
・セッションハイジャック とか クロスサイトスクリプション とか
・IDS とか IPS とか WAF とか
・情報セキュリティに関する法律 とか
などといったことは書かれていないようです．

まぁ，SC試験のための本ではないので，しょうがないと思います．
(共通鍵暗号のことを対称暗号と書かれていますし．(脚注で，『本文中の対称暗号は共通鍵暗号など様々な呼び方がある』，という意味のことが書かれてはいますが，試験対策に使うのでしたらその読み替えにいくぶんか頭を使いそうです．) および SC試験 ではまず絶対に出題されないであろう 乱数 や 量子暗号 といった内容も書かれていて，(私個人としては興味があるのですが)試験勉強をする者にとってはどうかな，という気もいたします．)

とは言え，ディジタル署名 とか 証明書 とか SSL/TLS とかは書かれているようですし，また前述で挙げた書かれていないことの基礎となることが書かれていると思われますので，3000円少々の書籍代が出せるのでしたらいいと思います．
(私もこれをきっかけに購入しようかと思っています．)

アマゾンのレビューには「ぶっ続けで読んでだいたい6時間ほどで読了出来ると思います。」とあります．
「なか見！検索」を読んだ限りでは，非常に読み易い文章のようですので，1-2週間で読めるのではないでしょうか？ 買って損はないと思います．(ただ何度でも言いますが，『「なか見！検索」を読んだ限りでは』．)