HOME»試験形式と合格基準

情報処理安全確保支援士試験は、午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後という3つの時間区分に分けて行われます。

情報処理安全確保支援士試験の形式と合格基準

1.出題形式・出題数

午前試験と午後試験があり、午前Ⅰ・午前Ⅱが小問形式・午後が大問形式(一問に設問が複数)となっています。

午前Ⅰ午前Ⅱ午後
9:30~10:20
(50分)
10:50~11:30
(40分)
12:30~15:00
(150分)
出題形式四肢択一四肢択一記述式
出題数
回答数
30問
30問
25問
25問
4問
2問
午前Ⅰ試験
毎回、応用情報技術者試験の午前問題から抽出された30問が出題され、50分以内に全問に解答します。応用情報技術者試験の午前問題同様に前分野からまんべんなく出題され、テクノロジ系17問、マネジメント系5問、ストラテジ系8問程度の割合で構成されています。ちなみに午前Ⅰは高度区分全てで共通問題となります。
また午前Ⅰ試験は高度試験や応用情報技術者試験、または高度区分の午前Ⅰに合格した後、2年以内は申請により免除されます。免除された場合は午前試験の開始が10:50になるため余裕をもって試験会場に行くことができます。
過去問題からの流用が多いので、午前Ⅰ対策としては応用情報技術者試験の午前問題を繰り返し解く方法が有効です。
午前Ⅱ試験
小問形式で25問が出題され、40分以内に全問に解答します。問題は「データベース」「ネットワーク」「セキュリティ」「システム開発技術」「ソフトウェア開発管理技術」「サービスマネジメント」「システム監査」の7分野から出題され、「ネットワーク」及び「セキュリティ」に関しては出題される技術レベルがレベル4に設定されているため出題割合・難易度ともに高くなっています。
ただ、情報処理安全確保試験及び情報セキュリティスペシャリスト試験の過去問題からの流用やその類題が全体の5割程度を占めますので、午前Ⅱの演習を十分に行っておけば突破は難しくないと思います。
午前Ⅱ試験の出題分野
テクノロジ系マネジメント系
デ|タベ|スネットワ|クセキュリティシステム開発技術ソフトウェア開発管理技術サ|ビスマネジメントシステム監査
〇3◎4◎4〇3〇3〇3〇3
午後試験
情報セキュリティの技術面および運用・管理面を含む総合的な問題が4問出題され、そのうち2問を選択して解答します。情報セキュリティに関する深い知識はもとより、問題文が8ページ以上の長文になるため、文章中から要点を読み解き、出題者の意図や求める解答を定められた文字数で表現するための「国語力も必要」とされます。

2.試験時間

  • 午前Ⅰ … 9:30~10:20(50分間)
  • 午前Ⅱ … 10:50~11:30(40分間)
  • 午後 … 12:30~15:00(150分間)

3.配点

下表のように午前Ⅰと午前Ⅱは素点方式、午後は2問解答なので1問がそれぞれ50点となっており、すべての時間区分で100点満点での採点が行われます。午後問題については個々の設問ごとの配点割合は公表されていません。

午前Ⅰ午前Ⅱ午後
問番号1~301~251~4
回答数30問25問2問
配点割合各3.4点各4点各50点

4.合格基準

すべての時間区分で100点満点中60点以上をとることで合格となります。高度試験では、午前Ⅰ・午前Ⅱの段階で基準点に達しない場合には足切りとなり、それ以後の採点は行われず不合格となります。

午前Ⅰ午前Ⅱ午後
満点100点100点100点
合格基準点60点60点60点

情報処理安全確保支援士試験は、

  • 午前Ⅰは30問、午前Ⅱは25問の四択
  • 午後は記述式で4問中2問に解答
  • 全ての試験で60点以上で合格
© 2014-2024 情報処理安全確保支援士ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop