情報処理安全確保支援士(情報セキュリティスペシャリスト) 試験情報＆徹底解説

平成29年 秋SC 午後1問1設問3(2)より出題です。
「PCのメモリ上に一時的に作成する共通鍵で対象ファイルを暗号化し、その共通鍵は公開鍵で暗号化した上で、メモリ上から共通鍵を消去する」という本文から
「検体を解析しても対象ファイルの復号が困難である理由を30字以内で述べよ」という問いに答えます。

対象ファイルを復号するためには以下の手順が必要ですよね。
1.秘密鍵を使って暗号化された共通鍵を復号する
2.上の手順で入手した共通鍵を使って対象ファイルを復号する

公式解答は「復号に必要な共通鍵や秘密鍵が検体に含まれていないため」ですが、
「復号に必要な鍵が検体に含まれていないため」だとバツと減点のどちらかになりますよね、おそらく。バツになってしまうと思いますか？
では、
「復号に必要な共通鍵が検体に含まれていないため」ではどうでしょうか？
復号に必要になるのは共通鍵（その共通鍵を入手するために秘密鍵が必要になりますが）ですよね。
この解答ならマルになりますでしょうか？

この投稿は投稿者により削除されました。(2022.04.17 00:07)

○になるかどうかはいくら議論してもしかたないです。
そこを掘り下げるよりは、解答としては具体的に表記するのがベターなんだという学びをその問題から得た方がいいと思います。
試験というのは、公式解答に思考を近づけるという勝負なので。