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平成28年度秋期 午後2 問1 設問4(2) [1034]

 yukiさん(No.1) 
IPAの解答では
事業部門は管理責任者の役割を担わず、認証カードの配布回収を担当しないから

となっていますが問題文のどこからこの解答を導き出したのでしょうか?
表3からはそのようには読み解けなかったのですが教えて頂きたいです。
2023.03.11 18:50
pixさん(No.2) 
SC ダイヤモンドマイスター
P10 表3 方式B
貸与枚数:「貸与対象者ごとに1枚」
管理責任者:「システム部」
とあります。
これにより、カードは一括してシステム部で管理され、カードの管理責任
(配布・回収)はシステム部にあると読み取れます。

プロジェクトを開始するために、要員の受け入れ準備は都度手間がかかります。
その際の作業分担をシステム部(情報管理部門)で行うか、
事業部門(プロジェクト実施部門)で行うかの問となっております。

この問題自体が、
・プロジェクトの要員調達
・SES(システムエンジニアリングサービス)
の知識、経験がないとイメージしずらいと思われます。
逆にSESでプロジェクトに参加したことがある方ならば、方式Aと方式Bの
違いを理解しやすいと思われます。
2023.03.11 19:18
 yukiさん(No.3) 
方式Aでは管理責任者がプロジェクト責任者になっていますが、これが事業部門という事ですか?

非機能要件では第一に事業部門での管理工数が少ないこと
第二にシステム部での管理工数が少ないこと、となっているからシステム部が管理する方が要件にあっているという事でしょうか?
2023.03.11 21:22
pixさん(No.4) 
SC ダイヤモンドマイスター
>方式Aでは管理責任者がプロジェクト責任者になっていますが、
>これが事業部門という事ですか?
はいそうです。
このケースでは、
システム部(会社のシステム管理を行う部署)
事業部門(実際のプロジェクト担当部署)
と判断されます。
そのため、プロジェクト責任者は事業部門の人間になります。

>非機能要件では第一に事業部門での管理工数が少ないこと
>第二にシステム部での管理工数が少ないこと、となっているからシステム部が
>管理する方が要件にあっているという事でしょうか?
はい。その理解でいいかと思います。

・方式Aの場合
1人が複数のプロジェクトを掛け持ちしている場合、プロジェクト数分
認証カードを貸与・管理しなければならない。
1人が5つのプロジェクトを掛け持ちしている場合、5枚貸与・管理する必要がある。
貸与された認証カードはプロジェクト責任者が管理しなければならない。
また、認証カードは1枚であれば十分と思われるので、余計な手間が増えている。
これは
・あきらかに管理する枚数が多くなる
・あきらかに事業部門の管理工数が増える
という2点において
「非機能要件 第1優先事項 事業部門での管理工数が少ないこと」に
反しています。

・方式Bの場合
貸与対象者1人に1枚の認証カードのみ貸与・管理する。
これは
・管理する枚数が少なくて済む
・事業部門は管理しなくなるので、事業部門の管理工数は0になる
・システム部が管理することになるが、管理対象となるカードの枚数は最小なので
  管理工数も少なくて済む
という3点において
「非機能要件 第1優先事項 事業部門での管理工数が少ないこと」
「非機能要件 第2優先事項 システム部での管理工数が少ないこと」
という2つの非機能要件を満たしています。

この問題はPMの知識も必要になります。余裕があればプロジェクトマネジメント
関連の情報を収集するのもよいかと思います。
2023.03.11 21:49
 yukiさん(No.5) 
ご丁寧にありがとうございます。

管理責任者がプロジェクト責任者←これは今の自分の知識では導き出せないかもです、、
残り一ヶ月なのでプロマネまで手を伸ばす余裕はないので他を固めようと思います。
しかしそういった理解が必要なことも分かり大変参考になりました。
重ねて御礼申し上げます。
2023.03.12 23:40
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