情報処理安全確保支援士(情報セキュリティスペシャリスト) 試験情報＆徹底解説

タイトルの件ですが、現在午後重点対策2023年度版と、上原情報処理教科書2023にて勉強していますが、この２つ併せても平成21年春から25年春の過去問解説が無く困っています。

平成21年春から25年春の午後過去問解説が乗っている、参考書を知っている方いませんでしょうか。できれば、ある程度解説丁寧なやつで。

※受験は今年秋の予定なので、古い過去問もやっておきたいとおもっています。
よろしくお願いします。

>平成21年春から25年春の午後過去問解説が乗っている、参考書を知っている方
>いませんでしょうか。できれば、ある程度解説丁寧なやつで。
私の知る限りそのような解説書はないと思われます。
存在していたとしても入手は困難です。

以下は私の独断での推奨になります。参考程度に考えてください。
納得・賛同できない場合は無視していただければ幸いです。

SCの過去問は大まかに以下の3つの時代に区分できます。
1.安全確保支援士移行後（平成29年春以降～令和現在）「13回開催」
2.情報セキュリティスペシャリスト
    午後1 出題3問時代（平成25年秋～平成28年秋）「7回開催」
3.情報セキュリティスペシャリスト
    午後1 出題4問時代（平成25年春以前）「9回開催」

午後の過去問演習で重要なことは「どこまでさかのぼるか」ではなく
「何回繰り返し解くか」です。
午後の過去問を1回解いて終わりにするのではなく、複数回（3回程度）解いて
疑似業務経験として吸収することが重要です。

どこまでさかのぼって演習するかですが、
・基本は過去10回分を推奨
・もう少し追加するのであれば1.（13回）
くらいの範囲で十分です。

2.の時代のものはオンプレが中心で、現在のクラウドのものと傾向が異なります。
2.の時代のものは余裕があれば知識を増やすために手を付けてもよいかもしれません。

3.の時代のものですが、現在とセキュリティを取り巻く環境が大きく異なるので
返って混乱することになるかもしれません。
特にWebサイトの常時SSL化対応前の時代なので、今と常識が違い過ぎて参考に
ならないと思われます。

以上のようにあまり過去にさかのぼっても得られるものは少ないので、
遥か昔の過去問にこだわる必要はないと思います。

今ならば、最近の傾向として
・認証・認可（OIDC,OAuth2.0）
・IRT（リスク管理、インシデント対応）
こちらに重点を置いた方がよいかと思われます。

pixさん
とても丁寧な回答ありがとうございます。
3つの時代があったというのも初耳でした。

重点対策のおすすめＤＬ過去問の中に25年以前のが、少しですが入っていて、せっかく解いたのに解説がなくてこまっていたのですが、ここはアドバイスどおり、１の時代の繰り返しと余力があれば2の時代までという学習方法で、25年春以前は完全に解くのをやめることにしました。

ありがとうございました。