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すこし認識が異なります。
暗号方式は秘密にせずに公開することが重要になります。
AESやRSAはそのアルゴリズムが一般に公開されています。
一般に公開されていることにより多くの人間がアルゴリズムの弱点を
発見してくれます。
言い換えれば、秘密でないアルゴリズムは揉まれることによって、
強力になるということです。
そういった背景を踏まえ、現在の暗号アルゴリズムはほとんどが
公開されています。
逆に秘密にするとなると、ライブラリでの提供となり、ソースコードや
アルゴリズムは非公開になります。
そういったアルゴリズムは揉まれないため、潜在的に脆弱性があったと
してもだれも気付くことがありません。
この話は、いわゆる結城本「暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス」に
載っています。
暗号生成方法の特許について [1721]
八王子さん(No.1)
https://www.sc-siken.com/s/kakomon/21_aki/am2_23.html
法律などの取り決めが特許にできないのは分かりますが、暗号生成方式も特許出願できないとなるとAESやRSAレベルの世界で普及していくような暗号方式を思い付いたとしても特許はとれないという認識でいいのでしょうか?
法律などの取り決めが特許にできないのは分かりますが、暗号生成方式も特許出願できないとなるとAESやRSAレベルの世界で普及していくような暗号方式を思い付いたとしても特許はとれないという認識でいいのでしょうか?
2024.09.17 18:25
pixさん(No.2)
★SC ダイヤモンドマイスター
>法律などの取り決めが特許にできないのは分かりますが、暗号生成方式も
>特許出願できないとなるとAESやRSAレベルの世界で普及していくような
>暗号方式を思い付いたとしても特許はとれないという認識でいいのでしょうか?
すこし認識が異なります。
暗号方式は秘密にせずに公開することが重要になります。
AESやRSAはそのアルゴリズムが一般に公開されています。
一般に公開されていることにより多くの人間がアルゴリズムの弱点を
発見してくれます。
言い換えれば、秘密でないアルゴリズムは揉まれることによって、
強力になるということです。
そういった背景を踏まえ、現在の暗号アルゴリズムはほとんどが
公開されています。
逆に秘密にするとなると、ライブラリでの提供となり、ソースコードや
アルゴリズムは非公開になります。
そういったアルゴリズムは揉まれないため、潜在的に脆弱性があったと
してもだれも気付くことがありません。
この話は、いわゆる結城本「暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス」に
載っています。
2024.09.17 18:50
通りすがりさん(No.3)
「生成式」(生成多項式)は、単なるパラメータなので特許にできないですが
「暗号生成方式」であれば、出願できます。
ちなみに、RSAは米国で特許でした。
ディフィー・ヘルマン鍵共有も米国とカナダで特許でした。現在は期限切れで失効
「暗号生成方式」であれば、出願できます。
ちなみに、RSAは米国で特許でした。
ディフィー・ヘルマン鍵共有も米国とカナダで特許でした。現在は期限切れで失効
2024.09.17 19:02
daitai0131さん(No.4)
ありがとうございます。
確かに技術の進歩を考えると公開するべきというのは理解できますが、それはそれとして自分が思いついた方式が世界で利用されるのであれば、特許を取って利用料をとってちょっと儲けたいなと考える人はいないのかなと考えた次第です笑(そもそも問題にある特許の基準は日本オンリーの話だから世界規模のものだと関係ない…?そんなはずないか)
あ、生成式と暗号生成式で異なるのですね。
であれば問題文には『暗号の生成式を~』とありますが、なぜ取れないんだ…
確かに技術の進歩を考えると公開するべきというのは理解できますが、それはそれとして自分が思いついた方式が世界で利用されるのであれば、特許を取って利用料をとってちょっと儲けたいなと考える人はいないのかなと考えた次第です笑(そもそも問題にある特許の基準は日本オンリーの話だから世界規模のものだと関係ない…?そんなはずないか)
あ、生成式と暗号生成式で異なるのですね。
であれば問題文には『暗号の生成式を~』とありますが、なぜ取れないんだ…
2024.09.18 01:00
通りすがりさん(No.5)
発明を他人に盗用されないように秘密にしておくと、世間に知られないので有効活用されません。
そこで、国が発明者の権利を保護した上で、発明を公開して有効活用しようというのが特許制度です。
発明を特許出願するということは、内容を秘密にすることではありません。
「式」と「方式」の違いです。(「暗号」や「生成」はそれほど関係ない)
「式」:単なる式だから特許になりえない。
「方式」:式ではないから特許になる可能性あり。
そこで、国が発明者の権利を保護した上で、発明を公開して有効活用しようというのが特許制度です。
発明を特許出願するということは、内容を秘密にすることではありません。
> あ、生成式と暗号生成式で異なるのですね。
「式」と「方式」の違いです。(「暗号」や「生成」はそれほど関係ない)
「式」:単なる式だから特許になりえない。
「方式」:式ではないから特許になる可能性あり。
2024.09.18 21:28
橙色文書さん(No.6)
例外ですが、ある中央省庁では「民間の暗号は暗号とは呼ばない」とのことで暗号の詳細は秘密になっています。
2024.09.19 20:21
こんな感じかなぁさん(No.7)
もし新しい暗号方式を思いついたとしても、特許を取らないでみんなが自由に使えるようにすることが、普及のためには良いことかもしれません。そうすることで、その暗号方式が多くの人にテストされ、さらに強く安全なものになる可能性が高くなります。
・暗号生成方式は、多くの人が使える方が安全性が確認されやすく、強くなるので、特許で制限しない方がいい場合が多いです。
・AESやRSAのような暗号方式は、特許にしないで、みんなが自由に使えるようにしているからこそ、世界中で普及しているんです。
だから、新しい暗号方式を思いついたときも、みんなが自由に使えるようにする方が、広く普及する可能性が高くなります!
・暗号生成方式は、多くの人が使える方が安全性が確認されやすく、強くなるので、特許で制限しない方がいい場合が多いです。
・AESやRSAのような暗号方式は、特許にしないで、みんなが自由に使えるようにしているからこそ、世界中で普及しているんです。
だから、新しい暗号方式を思いついたときも、みんなが自由に使えるようにする方が、広く普及する可能性が高くなります!
2024.09.19 22:50
こんな感じかなぁさん(No.8)
ゴメンナサイ。。AESやRSAは特許がかかっていないわけではありませんが、多くの人が使えるようにして、普及する道を選んでいるんです。たぶん。
2024.09.19 22:59