情報処理安全確保支援士令和元年秋期 午前Ⅰ 問7

問7

キャパシティプランニングの目的の一つに関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
  • 応答時間に最も影響があるボトルネックだけに着目して,適切な変更を行うことによって,そのボトルネックの影響を低減又は排除することである。
  • システムの現在の応答時間を調査し,長期的に監視することによって,将来を含めて応答時間を維持することである。
  • ソフトウェアとハードウェアをチューニングして,現状の処理能力を最大限に引き出して,スループットを向上させることである。
  • パフォーマンスの問題はリソースの過剰使用によって発生するので,特定のリソースの有効利用を向上させることである。
  • [出典]
  • 応用情報技術者
    令和元年秋期 問14と同題

分類

テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの評価指標

正解

解説

キャパシティプランニングとは、情報システムの設計段階で現状の最大負荷だけでなく、将来予測される最大負荷時にもサービスの水準を維持できるような設計を検討することです。検討対象には、CPUの性能や回線の速度などに加えて経済性や拡張性も含まれます。
キャパシティプランニングを行うことで適切なハードウェアを選定し、最適な投資を行うことができます。

キャパシティプランニングの実施は一般に次の手順で行います。
  1. 現行システムをモニタリングし現状の処理能力を把握する
  2. 将来的に予測される端末の増加、利用者数の増加などを分析する
  3. 2.の分析結果からシステム能力の限界時期を予測する
  4. 新たなシステム構成で実現すべき性能要件から必要なハードウェア増設を検討する
  • TOC(Theory Of Constraints,制約条件の理論)の説明です。
  • 正しい。キャパシティプランニングの目的です。
  • パフォーマンスチューニングの目的です。
  • パフォーマンスチューニングの目的です。
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