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情報処理安全確保支援士令和元年秋期 午前Ⅱ 問20
問20
TCPに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- OSI基本参照モデルのネットワーク層の機能である。
- ウインドウ制御の単位は,バイトではなくビットである。
- 確認応答がない場合は再送処理によってデータ回復を行う。
- データの順序番号をもたないので,データは受信した順番のままで処理する。
- [出題歴]
- 情報セキュリティ H28秋期 問20
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » 通信プロトコル
正解
ウ
解説
- TCPは、OSI基本参照モデルのトランスポート層に位置します。
- TCPでは「ウィンドウ」と呼ばれるバッファメモリを用意することで、効率的な通信を実現しています。ウィンドウ制御は、通信の状況によって刻々と変化するウィンドウサイズを制御する仕組みです。
TCPヘッダーにはウィンドウサイズを指定するフィールドがありますが、単位はビットではなくバイトです。 - 正しい。再送タイムアウト時間を過ぎても確認応答を受信できなかった場合、送信側は「送信データが失われた」と判断して当該データを再送します。
- TCPヘッダーにはデータの順序を管理するためのシーケンス番号というフィールドがあり、受信側はこの情報をもとに正しい順序に復元できます。