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情報処理安全確保支援士令和2年秋期 午前Ⅰ 問7
問7
SRAMと比較した場合のDRAMの特徴はどれか。
- 主にキャッシュメモリとして使用される。
- データを保持するためのリフレッシュ又はアクセス動作が不要である。
- メモリセル構成が単純なので,ビット当たりの単価が安くなる。
- メモリセルにフリップフロップを用いてデータを保存する。
- [出典]
- 応用情報技術者
令和2年秋期 問20と同題
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » メモリ
正解
ウ
解説
DRAM(Dynamic Random Access Memory)は、コンデンサに電荷を蓄えることにより情報を記憶し、電源供給が無くなると記憶情報も失われる揮発性メモリです。集積度を上げることが比較的簡単にできるためコンピュータの主記憶装置として使用されています。
- DRAMは主記憶として使用されています。キャッシュメモリには、アクセス速度がより速いSRAMが使用されています。
- DRAMは蓄えた電荷の有無で情報を保持するコンデンサによって記憶を行います。また、アクセス時には電荷の有無の情報が破壊されるので、再書き込みの動作が行われます。そして、コンデンサに蓄えた電荷は時間がたつと失われてしまうためにリフレッシュ操作を随時行う、もしくはアクセスする必要があります。
- 正しい。SRAMの1ビットはトランジスタが4個以上と面積が大きいですが、DRAMの1ビットはトランジスタ1個とコンデンサ1個で構成されており小面積で済みます。これによりDRAMのビット当たりの単価はSRAMよりも安くなります。
- フリップフロップを用いるのはSRAMです。