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情報処理安全確保支援士令和3年秋期 午前Ⅱ 問19
問19
イーサネットにおいて,ルータで接続された二つのセグメント間でのコリジョンの伝搬と、宛先MACアドレスの全てのビットが1であるブロードキャストフレームの中継について,適切な組合せはどれか。
- [出題歴]
- 情報セキュリティ H23特別 問16
- 安全確保支援士 H29秋期 問18
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » データ通信と制御
正解
ア
解説
コリジョンとは、同一の伝送路上で別々の端末から発信された信号同士が衝突する現象です。コリジョンの伝搬が発生する範囲は、コリジョンドメインと呼ばれハブとそのリピータハブ(物理層)に接続されたコンピュータによって構成されるネットワークが単位になります。
一方、ブロードキャストフレームは、あるネットワークに属するすべてのノードに対してデータを同報通信するためフレームです。ブロードキャストフレームが届く範囲は、ブロードキャストドメインと呼ばれ、リピータハブやブリッジ(データリンク層)で構成されたネットワークが単位になります。コリジョンは「ハブで構成された範囲」まで、ブロードキャストフレームは「ブリッジで構成される範囲」までしか届かないので、どちらもルータで隔てられた別のネットワークまでは届きません。したがって正しい組合せは「ア」です。
一方、ブロードキャストフレームは、あるネットワークに属するすべてのノードに対してデータを同報通信するためフレームです。ブロードキャストフレームが届く範囲は、ブロードキャストドメインと呼ばれ、リピータハブやブリッジ(データリンク層)で構成されたネットワークが単位になります。コリジョンは「ハブで構成された範囲」まで、ブロードキャストフレームは「ブリッジで構成される範囲」までしか届かないので、どちらもルータで隔てられた別のネットワークまでは届きません。したがって正しい組合せは「ア」です。