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情報処理安全確保支援士令和3年春期 午前Ⅰ 問17
問17
スクラムチームにおけるプロダクトオーナーの役割はどれか。
- ゴールとミッションが達成できるように,プロダクトバックログのアイテムの優先順位を決定する。
- チームのコーチやファシリテータとして,スクラムが円滑に進むように支援する。
- プロダクトを完成させるための具体的な作り方を決定する。
- リリース判断可能なプロダクトのインクリメントを完成する。
- [出典]
- 応用情報技術者
令和3年春期 問49と同題
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア開発管理技術 » 開発プロセス・手法
正解
ア
解説
スクラムは、アジャイル開発の方法論の1つで、開発プロジェクトを数週間程度の短期間ごとに区切り、その期間内に分析、設計、実装、テストの一連の活動を行い、一部分の機能を完成させるという作業を繰り返しながら、段階的に動作可能なシステムを作り上げるフレームワークです。スクラム開発では開発反復の単位を「スプリント」といいます。
スクラムでは、スクラムチームを構成するプロダクトオーナー・開発チーム・スクラムマスターの役割、並びに5つのイベントと3つの作成物が定義されています。各役割(ロール)については次の通りです。スクラムの用語についてはIPAの「アジャイル開発の進め方」に一覧があるので一部参考にしています。
スクラムでは、スクラムチームを構成するプロダクトオーナー・開発チーム・スクラムマスターの役割、並びに5つのイベントと3つの作成物が定義されています。各役割(ロール)については次の通りです。スクラムの用語についてはIPAの「アジャイル開発の進め方」に一覧があるので一部参考にしています。
- プロダクトオーナー
- チームに最も価値の高いソフトウェアを開発してもらうために、プロダクトに必要な機能を定義し、プロダクトバックログの追加・削除・順位付けを行う。開発への投資に対する効果を最大にすることに責任をもつ。
- 開発チーム
- 実際に開発を行うチームのことで、開発者たちを指す。ビジネスアナリスト、プログラマー、テスター、アーキテクト、デザイナーなどの機能横断的な様々な技能を持った人がプロダクトを中心に集まり、自律的に行動する。開発チームはバックログに入っている項目を完了状態にし、プロダクトの価値を高めていくことに責任を持つ。
- スクラムマスター
- スクラムチーム全体が自律的に協働できるように、場作りをするファシリテーター的な役割を担う。ときにはコーチとなってメンバーの相談に乗ったり、開発チームが抱えている問題を取り除いたりする。スクラム全体をうまく回すことに責任を持つ。
- 正しい。プロダクトオーナーの役割です。
- スクラムマスターの役割です。
- 開発チームの役割です。
- 開発チームの役割です。