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情報処理安全確保支援士令和3年春期 午前Ⅱ 問20
問20
IPv4ネットワークにおけるIPアドレス 127.0.0.1 に関する記述として,適切なものはどれか。
- DHCPが使用できないときに自動生成されるIPアドレスとして使用される。
- 全ホストに対するブロードキャストアドレスとして使用される。
- 単一のコンピュータ上で動作するプログラム同士が通信する際に使用される。
- デフォルトゲートウェイのアドレスとして使用される。
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » 通信プロトコル
正解
ウ
解説
- リンクローカルアドレスの説明です。DHCPが使用できないときにIPアドレスを自動設定する機能をAPIPA(Automatic Private IP Addressing)といい、"169.254.x.y"というIPアドレスが割り当てられます。
- ブロードキャストアドレスは、ホスト部のビットをすべて1にしたIPアドレスです。自ネットワークのネットワークアドレスがわからない場合にはリミテッドブロードキャストアドレス"255.255.255.255"を使うことになります。
- 正しい。"127.0.0.1"は、ループバックアドレスと呼ばれ、現在使用しているコンピュータを指す特別なIPアドレスです。自コンピュータ内で動作しているプログラムと通信をする場合に、送信元であるコンピュータ自身を宛先にするためのアドレスとして使います。なお、IPv6では"::1"がループバックアドレスとして定義されています。
- デフォルトゲートウェイのアドレスは、そのサブネットワークで未使用のIPアドレスから任意に設定します。"192.168.50.0/24"のネットワークであれば、ホストアドレスの先頭である"192.168.50.1"や、末尾である"192.168.50.254"などが使われることが多いです。