HOME»情報処理安全確保支援士令和5年秋期»午前Ⅱ 問1
情報処理安全確保支援士令和5年秋期 午前Ⅱ 問1
問1
Webアプリケーションソフトウェアの脆弱性を悪用する攻撃手法のうち,入力した文字列がPHPのexec関数などに渡されることを利用し,不正にシェルスクリプトを実行させるものは,どれに分類されるか。
- HTTPヘッダーインジェクション
- OSコマンドインジェクション
- クロスサイトリクエストフォージェリ
- セッションハイジャック
- [出題歴]
- 情報セキュリティ H23秋期 問16
- 情報セキュリティ H26春期 問15
- 安全確保支援士 H29春期 問12
- 安全確保支援士 H30秋期 問13
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ
正解
イ
解説
OSコマンドインジェクションは、ユーザーから受け付けた入力値をOSに対する命令文の一部として使用するシステムに対して、OSへの命令文を含む入力値を与えることで不正なOSコマンドを実行させ、ファイルの不正操作、外部プログラムの実行、パスワードの不正取得などを行う攻撃です。
- HTTPヘッダーインジェクションは、動的にHTTPヘッダーを生成するシステムにおいて、HTTPヘッダー内に改行コードなどを不正挿入することによって、不正なヘッダー情報を挿入したり、任意の記述をメッセージボディに挿入したりする攻撃です。
- 正しい。OSコマンドインジェクションは、入力値としてOSコマンドとして解釈される文字列を紛れ込ませることにより、システムに不正なOSコマンドを実行させる攻撃です。
- クロスサイトリクエストフォージェリは、Webサイトに設置されたハイパーリンクや実行されるスクリプトなどを通じて、別のサイトで閲覧者に意図しない不正操作を行わせる攻撃です。引き起こされる被害例としては、会員情報の変更、商品の購入などがあります。
- セッションハイジャックは、TCPコネクションやクライアント-サーバ間の正規のセッションを奪い取る行為です。