情報処理安全確保支援士令和6年秋期 午前Ⅰ 問14

問14

JVNなどの脆弱性情報サイトで採用されているCVE(Common Vulnerabilities and Exposures)識別子の説明はどれか。
  • コンピュータで必要なセキュリティ設定項目を識別するための識別子
  • 脆弱性が悪用されて改ざんされたWebサイトのスクリーンショットを識別するための識別子
  • 製品に含まれる脆弱性を識別するための識別子
  • セキュリティ製品の種別を識別するための識別子
  • [出典]
  • 応用情報技術者
    令和6年秋期 問41と同題

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ管理

正解

解説

CVE(共通脆弱性識別子)は、情報セキュリティに関して一般公表されている脆弱性ごとに割り振られる識別子です。各脆弱性に一意の識別番号を付けることにより、ベンダーやセキュリティ機関で共通の脆弱性情報を参照することを可能としています。

CVEは、JVN(Japan Vulnerability Notes)などの脆弱性情報を取り扱うサイトで公開されており、ベンダーやセキュリティ機関で共通の脆弱性情報を参照することが可能です。識別子の形式はCVE-<西暦年号>-<4桁以上の数字>です。例えば CVE-2021-44228 は、Log4jというJavaのロギングライブラリに関する脆弱性を指します。

したがって正しい記述は「ウ」になります。

脆弱性対策関連情報には似たような英語略字の用語があります。次の5つは押さえておきましょう。
  • CVE … 共通脆弱性識別子
  • CCE … 共通セキュリティ設定一覧
  • CWE … 共通脆弱性タイプ一覧
  • CPE … 共通プラットフォーム一覧
  • CVSS … 共通脆弱性評価システム
  • CCE(Common Configuration Enumeration)の説明です。
  • 該当する識別子は存在しません。
  • 正しい。CVEの説明です。
  • CPE(Common Platform Enumeration)の説明です。
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