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情報セキュリティスペシャリスト平成21年秋期 午前Ⅱ 問20
問20
暗号化や認証機能を持ち,リモートからの遠隔操作の機能をもったプロトコルはどれか。
- IPsec
- L2TP
- RADIUS
- SSH
- [出題歴]
- 安全確保支援士 R5秋期 問15
- 情報セキュリティ H26秋期 問11
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » セキュリティ実装技術
正解
エ
解説
- Security Architecture for IPの略。IP(Internet Protocol)を拡張してセキュリティを高め、改ざんの検知、通信データの暗号化、送信元の認証などの機能をOSI基本参照モデルのネットワーク層レベル(TCP/IPモデルではインターネット層)で提供するプロトコルです。
- Layer 2 Tunneling Protocolの略。OSI基本参照モデルの第2層におけるトンネリングプロトコルです。PPPなどのデータリンク層のフレームをIPヘッダーでカプセル化することで、ルータを越えた複数の拠点間でフレームのやり取りを実現します。暗号化の機能はないため必要に応じてIPsecと併用する必要があります。
- Remote Authentication Dial In User Serviceの略。認証情報、認証手続および利用ログの記録(アカウンティング)をネットワーク上のサーバに一元化することを目的とした認証プロトコルです。
- 正しい。SSH(Secure SHell)は、公開鍵暗号や認証の技術を利用して、リモートコンピュータと安全に通信するためのプロトコルです。
ネットワークを介して遠隔地のコンピュータを操作する「rlogin」や「rsh」などのUNIX系コマンドや「TELNET」などを安全に利用するための方式です。また、ポートフォワーディング機能を使って、FTP、POP、SMTPなどの暗号化機能をもたないプロトコルを安全に利用する手段としても使用されています。