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情報セキュリティスペシャリスト平成23年特別 午前Ⅰ 問4
問4
主記憶アクセスの高速化技術であるライトバック方式における,キャッシュメモリ及び主記憶への書込みの説明として,適切なものはどれか。
- キャッシュメモリ及び主記憶の両方に同時に書き込む。
- キャッシュメモリにだけ書き込み,対応する主記憶の更新は,キャッシュメモリからデータが追い出されるときに行う。
- キャッシュメモリへの書込みと同時にバッファに書き込んだ後,バッファから主記憶へ順次書き込む。
- 主記憶を,独立して動作する複数のブロックに分けて,各ブロックに並列に書き込む。
- [出典]
- 応用情報技術者
平成23年特別 問12と同題
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » メモリ
正解
イ
解説
ライトバック方式は、キャッシュメモリと主記憶の同期をとるための書き込み方式の一種で、CPUから書込み命令が出たときにキャッシュメモリだけに書き込み、主記憶への書込みはキャッシュメモリからデータが追い出されるときにだけ行います。
主記憶への書込みはデータが追い出されるときにだけでいいので、ライトスルー方式と比較してスループットの向上が望めます。しかしキャッシュメモリと主記憶のデータの整合性を保つため構造は複雑になってしまいます。
主記憶への書込みはデータが追い出されるときにだけでいいので、ライトスルー方式と比較してスループットの向上が望めます。しかしキャッシュメモリと主記憶のデータの整合性を保つため構造は複雑になってしまいます。
- ライトスルー方式の説明です。
- 正しい。ライトバック方式の説明です。
- 主記憶への書込み効率の向上のために、ライトバッファを設けたライトスルー方式です。
- メモリインターリーブの説明です。