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情報セキュリティスペシャリスト平成23年特別 午前Ⅱ 問6
問6
X.509におけるCRL(Certificate Revocation List)の運用を説明したものはどれか。
- PKIの利用者は,認証局の公開鍵がブラウザに組み込まれていれば,CRLを参照しなくてもよい。
- 認証局は,X.509によって1年に1回のCRL発行が義務付けられている。
- 認証局は,デジタル証明書を有効期限内にCRLに登録することがある。
- 認証局は,発行したすべてのデジタル証明書の有効期限をCRLに登録する。
- [出題歴]
- 安全確保支援士 R1秋期 問6
- 安全確保支援士 R3秋期 問8
- 安全確保支援士 R6春期 問6
- 情報セキュリティ H27春期 問6
- 情報セキュリティ H28秋期 問7
- 安全確保支援士 H30春期 問8
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ
正解
ウ
解説
X.509は、ITU-Tが1988年に勧告したデジタル証明書及びCRLの標準仕様で、ISO/IEC 9594-8として国際規格化されています。
- CRL(Certificate Revocation List,証明書失効リスト)
- 秘密鍵の漏洩・紛失、証明書の被発行者の規則違反などの理由で、公開鍵基盤(PKI)において失効した(信用性のない)公開鍵証明書のリスト
- ブラウザに組み込まれている公開鍵の有効性を検証するためにはCRLを参照しなくてはなりません。
- CRLは認証局から随時発行されます。(12時間ごとに更新)
- 正しい。認証の役に立たなくなった証明書は有効期限内であってもCRLに登録されます。
- CRLはデジタル証明書の有効期限を記述するものではありません。