HOME»情報処理安全確保支援士平成30年秋期»午前Ⅱ 問23
情報処理安全確保支援士平成30年秋期 午前Ⅱ 問23
問23
SOAでサービスを設計する際の注意点のうち,適切なものはどれか。
- 可用性を高めるために,ステートフルなインタフェースとする。
- 業務からの独立性を確保するために,サービスの名称は抽象的なものとする。
- 業務の変化に対応しやすくするために,サービス間の関係は疎結合にする。
- セキュリティを高めるために,一度開発したサービスの設計は再利用しない。
- [出題歴]
- 情報セキュリティ H22秋期 問23
- 情報セキュリティ H25春期 問23
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア開発管理技術 » 開発プロセス・手法
正解
ウ
解説
SOA(Service Oriented Architecture)は、ソフトウェアで実現されている業務上の一処理に相当する機能や部品を独立したサービスとし、それらを組み合わせ連携させることで全体のシステムを構築するという手法、またはそのことを指す言葉です。
SOAでは、機能の変更や拡張をサービス(機能)単位でのフレキシブルなシステムの組み換えを可能とし、業務環境の変化に柔軟に対応することを目標としているため、個々のサービスが部品として独立し、サービス間の関係が疎結合(分離している)であることが重要です。
したがって正しい記述は「ウ」になります。
SOAでは、機能の変更や拡張をサービス(機能)単位でのフレキシブルなシステムの組み換えを可能とし、業務環境の変化に柔軟に対応することを目標としているため、個々のサービスが部品として独立し、サービス間の関係が疎結合(分離している)であることが重要です。
したがって正しい記述は「ウ」になります。
- サービスは、ある共有の状態を参照して動作するのではなく、受け渡された値のみによって機能を提供するステートレスなインタフェースでなくてはなりません。
- 個々のサービスが1つの業務部品として扱われるため、サービスの名称は実世界の業務に合わせる形になります。
- 正しい。サービス同士の独立性を高めるため関係を疎結合にします。
- ソフトウェアを部品化して再利用することが推奨されます。