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情報処理安全確保支援士令和6年秋期 午前Ⅰ 問17
問17
- ソフトウェアに障害が発生してから1時間以内に,利用者が使用できること
- ソフトウェアの使用方法を,利用者が1時間以内に習得できること
- 利用者から要望のある機能の改善を,1週間以内に完了できること
- 利用者の使用したい機能が,100%提供できていること
- [出典]
- 応用情報技術者
令和6年秋期 問48と同題
分類
テクノロジ系 » システム開発技術 » ソフトウェア方式設計・詳細設計
正解
イ
解説
使用性とは、ISO/IEC 9126(JIS X 0129)として定義されているソフトウェア品質特性のひとつで「分かりやすさ、使いやすさの度合い」をいいます。ソフトウェア品質特性には、使用性の他に機能性、信頼性、効率性、保守性、移植性の5つの特性と、それぞれの品質特性をさらに細分化した21の副特性が定められています。各品質特性の意味については以下のとおりです。
- 機能性(Functionality)
- 目的から求められる必要な機能の実装の度合い
副特性として合目的性、正確性、相互運用性、標準適合性、セキュリティが含まれる - 信頼性(Reliability)
- 機能が正常動作し続ける度合い、障害の起こりにくさの度合い
副特性として成熟性、障害許容性、回復性が含まれる - 使用性(Usability)
- 分かりやすさ、使いやすさの度合い
副特性として理解性、習得性、運用性が含まれる - 効率性(Efficiency)
- 目的達成のために使用する時間や資源の度合い
副特性として時間効率性、資源効率性が含まれる - 保守性(Maintainability)
- 保守(改訂)作業に必要な労力の度合い
副特性として解析性、変更性、安定性、試験性が含まれる - 移植性(Portability)
- 移植のしやすさ、別の環境へ移した際そのまま動作する度合い
副特性として環境適用性、設置性、規格適合性、置換性が含まれる
- 信頼性を評価する指標です。
- 正しい。使用性を評価する指標です。
- 保守性を評価する指標です。
- 機能性を評価する指標です。